最近、キャリアチェンジしてツアーコンダクター（ツアコン）を目指すという人が増えています。また休日や長期休暇を活用して、副業としてツアーコンダクターに精を出す人も多くなってきました。
ツアコンは気力も体力も要る仕事。その一方で、旅行好きな人や好奇心いっぱいの人にとっては実にやりがいのある仕事です。
自分の目で世界を見てみたい人、今よりももっと見聞を広げてみたい人、閉じこもりがちな自分の殻を破りたいと願う人。
ツアコンを目指そうという人は十人十色、いろんな思いを抱いています。そしてそんな思いの一つひとつを充分に満たしてくれるのがツアーコンダクターという仕事なのです。
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ツアーコンダクターとは
パック旅行や団体旅行などに添乗して、ツアーの全行程がスムーズに行われるように旅行者のお世話や案内をするのがツアーコンダクターです。旅行添乗員とも呼ばれます。
ツアーコンダクターになるには
ツアーコンダクターの仕事をするには、主に2通りの方法があります。
1.旅行会社に就職してツアーコンダクターになる
2.添乗員派遣会社に登録してツアーに派遣される
現在では旅行会社同士の競争が激しくなっており、経費削減のために自社でツアコンを抱える旅行会社は少なくなりました。その代わりに派遣社員のツアコンが増えてきています。
ツアコンの資格取得について
旅行に添乗するためには、「旅程管理主任者」の資格が必要です。これは1人で添乗する際には必須となる資格で、ある程度実務を経験していなければなりません。ですから就職してから取得するケースがほとんど。入社後、または派遣登録後に、この資格を持っている先輩添乗員に付いて回るなど、一定の実務経験を積んだ後に取得を目指すことになります。
ツアーコンダクターの仕事内容
ツアーコンダクターの仕事は多岐にわたります。旅行全般の行程をつぶさにチェックし、細かいところまで目が行き届くように管理・進行していくことが求められます。
＜主な仕事内容＞
・訪問先の下調べ
・関係各所との事前打ち合わせ
・旅程管理
・食事や宿泊施設の確認
・終了後の清算業務
・報告書作成
ツアーに同行することが決まれば、その時からツアコンの仕事ははじまっています。事前に旅行者からの問い合わせは頻繁にあるため、その対応をこなしつつ事前準備を抜かりなく進めていきます。
旅行に出発すれば、旅行先に到着して観光で各所を巡り、そして帰ってくるまでの間は気の休まる暇はありません。
ツアー中は基本的に自由時間はなく、24時間拘束されていると自覚しておく必要があります。
ツアー終了後も清算作業や報告レポートなどの後処理が必要です。すべてが、次のツアーのためのノウハウの蓄積にもつながっており、おろそかにはできません。
旅行の繁忙期にはいくつもの準備を並行して行わなければならないこともあります。
ツアーコンダクターのやりがい
上記のように大変なことは多い仕事ですが、ツアコンをしていることで生まれる楽しみや仕事のやりがいは大きなものがあります。
世界各地、いろいろな場所へ行けることは何よりの喜び。旅先での新しい体験はこれからの人生を豊かにしてくれることでしょう。
様々な人との出会いがあることも大きな楽しみの一つ。ツアー参加者、旅先で出会う人、多くの出会いは好奇心や知識欲を充分に満たしてくれます。
乗り物好きな人にとっては、飛行機・電車や列車・船など多彩な乗り物体験ができることも役得です。
「旅をする」ことを仕事にしているので、普通に旅行をする喜びとは異なりますが、添乗することで違った旅の楽しみ方が見えてくることもあります。
お客様に「おかげで楽しかったですよ」「ありがとう」といったねぎらいの言葉をかけてもらうことが何よりのやりがいになる、という方も大勢います。
ツアーコンダクターに必要な要素とは
ツアーコンダクターの仕事を円滑に進める上で必要となるのは、以下の要素です。
・多くの旅行者を束ねる統率力
・社交性やコミュニケーションスキル
・全行程を乗り切り、それを繰り返す体力
・その時々の冷静な判断力
・外国語スキル（英検2級）
それぞれの要素は自ずと必要であることが理解できると思います。
海外へのツアーに添乗する場合は英検2級以上の語学スキルを習得していなければなりません。入社時（派遣登録時）にそのレベルに達していなくても、入社後に勉強して、海外デビュー時にそのスキルを習得（検定合格）していれば大丈夫です。
海外旅行に添乗するとなると、実践的な会話スキルも必要であることを実感する機会も増えるはず。その国の文化や生活習慣を理解する上でも、英語をはじめとした外国語スキルの習得は力を入れるべきポイントとなります。
また実際に添乗すると、判断力が必要となる場面が非常に多くなります。まったく想定外のハプニングやトラブルに巻き込まれた時に、瞬時に最良の対応策を選ばなければ、旅行そのものが立ち行かなくなってしまう恐れもあるからです。
バスが事故に巻き込まれてお客様が入院し、一晩付き添うことになったり…
迷子になったお客様を探し回ったり…
勝手にツアーを離れてしまう人がいたり…
お客様がお金やパスポートを失くしてしまったり…
様々な場面に出くわした時に発揮する咄嗟の判断力、決断力を養うためには、経験によるところも大きいですが、事前の準備や勉強をしっかり行っておくことで対応できるようにもなります。ツアコンとしてベストの選択ができるよう、常日頃から心構えをしておくことが大切です。
人を幸せにする旅がある
ツアーコンダクターの実際の仕事は上記の通りですが、その本質は、「旅を通して人を幸せにする」ということ。
日常を離れた場所へ行き、別世界の空気を感じながら、その土地のすばらしい風景や施設を見聞する。そんな時間の中でしか得られない経験や感動は、かけがえのない財産になるはずです。
同じ場所でも季節が変わればその風景も変わります。ツアーコンダクターという仕事なら、そんな旅先の表情の移り変わりさえ体感できることでしょう。
世の中には様々な仕事がありますが、ツアーコンダクターほど広く世界を巡れる仕事も他にありません（宇宙飛行士はまた別の話です）。
世界のあちこちで思い出を積み重ねながら、他の誰かを幸せにすると同時に、自分自身もどんどん幸せになっていけるのです。
「観光立国」を目指す日本は、外国人観光客をこれからもどんどん誘致していく方針です。同時に、日本国内から海外へと旅行する人の数も、まだまだ増加傾向にあります。
それに伴ってツアコンの需要は今後も増えていくことでしょう。
ツアーコンダクターの夢をかなえるため、実績ある会社で学びましょう
誰かを幸せにしていく旅。そんな旅行に寄り添うツアーコンダクターになるには、しっかりとした添乗員育成ノウハウを持った会社で学ぶのが一番です。
おすすめは、株式会社旅行綜研の海外・国内ツアーコンダクター採用への応募です。
旅行綜研は1973年からツアコンの育成を手がけており、これまでに数多くの優れた添乗員を送り出しています。
誰もが未経験からはじめることができ、ツアコンに必要な資格取得から添乗の実務に至るまで、経験豊富なトレーナーの指導のもと、しっかりと学ぶことができます。
旅行綜研のツアーコンダクターは、そのほとんどが有名旅行会社に派遣され、世界各国で活躍しています。
旅行綜研にはこのような特徴があります。
今の仕事から飛び立って、旅行という新しい分野で頑張ってみたい方。
新卒で未経験だけど、ロマンあふれる旅行業界に就職してみたい方。
英語を使った仕事、世界で活躍できる仕事に就きたいポジティブな方。
ツアーコンダクターへの扉は、様々な人に開かれています。
その夢を実現するために、最も効率的で実績のある「旅行綜研のツアーコンダクター応募」にぜひ登録してみてください。
そして各地域で実施されている採用説明会に参加して、ツアーコンダクターの方たちと直接話しながら、まずは気軽にツアコンの仕事について知ることからはじめてみましょう。
