年収1000万円あれば幸せになれる?お金の価値を考えてみる

あなたは今、どのくらい年収があればいいと思っているでしょうか。

1000万円ですか?2000万円?それとももっと多くの収入がほしいと、頑張っているかもしれません。

あなたは一体いくら稼いだら幸せだと感じることができるのか。なぜ、お金を稼ぎたいと思うのか。

今回は、お金と自分のライフスタイルについてのコラムです。

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平均給与は右肩下がりのち低迷

国税庁の調査によると、30代後半の世代の平均給与は432万円(民間給与実態総計調査:平成26年)です。

35歳から39歳という働き盛りの世代で、平均給与は400万あまり。

一方で平成11年の調査では、30代後半の平均が492万円だということなので、ここ十数年で70万ほど下がっていることになります。年間70万下がったら、非常にきついですね…

お金があれば幸せになれるのか

お金がほしい、もっと儲けたいという人が多いため、世間にはお金儲けのノウハウがあふれています。それらの譲歩うはすべて、お金を多く持っていれば幸せであるという前提に立っています。しかし、本当にそうでしょうか。

たとえば、宝くじの高額当選者。驚くほどの当選金を手にした人が、ブラックな人間関係やトラブルに見舞われて不幸になる話はよく聞きます。

円満な関係が築けていた家族・兄弟が、親の遺産相続でもめてしまい、修復できないほどの犬猿の仲になることも。

地道に稼いだお金ならまだしも、降って湧いたような大金は身を滅ぼす、悪銭身につかずという諺の通りなのかもしれません。

サラリーマンは年収上限を受け入れる立場

毎月会社からもらえる給料。しっかり働いて会社の売り上げに貢献していれば、その利益が自分にも分配されて、きっと給料が上がるに違いない。という考え方の人は多いのではないでしょうか。

しかし、給料は利益の分配ではありません。マルクス経済学によると、労働者の賃金はすでに生産の段階で決定しており、利益の分配は資本家の間だけで行われる、と唱えています。

例を挙げると、世界初の新商品を開発した会社が、その商品のおかげで莫大な利益を得たとします。開発担当者はその利益の総額を会社から明らかにされた上で、きちんと利益分配がされるかというと、そんなことはまずありません。多少は給料が上がったり臨時ボーナスが出るかもしれませんが、利益総額に比べれば微々たるものでしょう。

つまり、その人がどれだけ売り上げに貢献したところで、利益の分配は資本家(株主や役員)に独占されているのです。搾取の構図の一例でもあります。

サラリーマンは、こうした搾取を少なからず受け入れている立場であると言えます。必死で頑張って売り上げに貢献しても、おそらく2000万円超えまで達する人はほとんどいないはず。サラリーマンの年収上限はあります(役員ではない立場の場合)。

それ以上稼ぎたいのであれば、起業して経営者になるほかありません。ただ経営側に立つとなれば、資金繰りやら社員の生活の保証などやるべきことも加速度的に増えるので、それはそれで過酷な商売です。

お金と自分とのいい関係を築けるか

年収に上限があるとはいっても、1000万円を超えるお金がもらえるなら、それはそれで成功者なのだからいいだろう。という人もいるでしょう。平均年収400万前後の人から見れば、1000万円で愚痴ってる人など何を贅沢なことを!とお叱りを受けるかもしれません。

人はいくら稼いでも不安がなくなることはなく、大金を得ても満足することはないと言います。欲望は限りなく、お金が増えるたびに抱える悩みも増えてくるのです。

お金と自分との適度な関係を築けている人は、稼ぐことの見極めがちゃんとできている人なのです。

見極めることは、人生の価値を知ることだと言い換えることもできます。例えば、年収400万円の人がせっせと貯金をして彼女に買った指輪と、年収数千万の人が同じ指輪をポンと買った場合、物としての指輪の価値は同じでも、そこに込められた意味や重みは違います。それを理解できる彼女であれば、2人の関係はおそらくとても強いものになるでしょう。

年収数千万の人の指輪の方になびいてしまう人は、本人ではなく、お金そのものが目当てかもしれません。どちらの方がいい人生を歩んでいけるかは、自ずとわかるでしょう。

お金の価値は人生の価値ではない

人生の価値を知ること、人それぞれに適した生き方を見極めることは、決してお金をいくら稼いだかではありません。

お金をたくさん稼いだ人は、時にお金に翻弄されてしまいます。自分の力をお金の額に比例させ、多ければ多いほど自分に力があると信じ込む。お金に群がってくる人たちを見て人間不信となってしまうと、信頼できるのはお金だけだと思い込んでしまう。往々にして、そういったスパイラルは不幸へと導かれていくものです。

お金があることは人生のセーフティネットであるとは限りません。それよりも、家族や友人とのしっかりとした関係や、地域や会社の中でのコミュニケーションを良好に保っている方が、いざという時に力になってくれるでしょう。

お金だけを信じた人は、お金がなくなった瞬間に、自分を支えていたものを失くしてしまい、行く先が見えず路頭に迷うことになるのです。

だからといって、貧乏を礼賛したり、清貧を貫こうと言うつもりはありません。

人にはいつも必要なお金の額があり、それを満たすために日々汗水を流して働いています。

奨学金を返しながら結婚資金も貯めたいから、今の年収400万円からもっといい会社に転職したい。

育ててくれた親に少しでも孝行したいから、派遣社員から正社員になって月に一度は贅沢なごはんを食べに行きたい。

そんな一人ひとりの思いこそが貴重なのであって、お金そのものに縛られたり流されたりするのは避けたい。

ただなんとなく、年収1000万円あったらいいなと妄想するよりも、目的のために年収500万円を目指すという意志ある人の方が強く生きていけるでしょうし、目的を達成する可能性も高いのです。

目標や夢をかなえるために、転職が必要であるならば、強い心で成功目指して頑張りましょう。

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