30代40代で夢破れたバンドマンが就職を志す時、まずは知っておきたいポイント

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大好きな音楽の道で食べていきたい、絶対にプロになって世界中に自分たちの楽曲を響かせたい。

そんな一途な思いで音楽活動やバンド活動を続けている人は、いつの時代にも大勢います。

今の時代は、アマチュアでもそこそこの動員があれば定期的にライブができたり、YouTubeやSNSでの楽曲プロモーションも気軽にできるようになりました。

またライブや通信販売でのオリジナルグッズ販売などでも副収入を得ることができるので、メジャーデビューしていなくても食べていけるバンドは一定数います。

しかしそういった、音楽メインで生活できる人たちばかりであるはずもなく、多くのバンドマン、アマチュアミュージシャンたちはバイトを掛け持ちしながら日々をしのいでいます。

そして中には、時代の波に取り残されたり、周りとの関わり方が苦手な人たちが、年を取りだんだんと活動が先細りになっていくケースもあります。

必死でやってきた音楽の道。好きで好きでたまらないけれど、いつかは区切りをつける日がやって来るのです。

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アラフォーでバンドマン卒業。再出発する心構え

売れないままであったり、ずっとプロになれないでいることに疲れたり、あるいは新しい家族ができたりして、バンド活動にピリオドを打たなければならない時。

20代や30才そこそこであれば、まだどうとでもやり直しは利く年代です。

ですが、アラフォーとなり、40代となってしまっていると、新しい暮らしへの扉は想像以上に固く閉ざされてしまっている…それが悲しき現状です。

40代の再就職は、それまで普通にサラリーマンをしてきた人でも厳しい。

特別なスキルや職歴を持っていない場合は、企業も中年の初心者を採用するというリスクを取ることはなかなかできません。

そうなると、何才でもOK、どんな人でも働けます、という誘い文句の仕事に飛びついてしまいがちになりますが、当然注意が必要です。

「誰でもできる簡単な仕事です」という仕事は、給料が安すぎる場合が多いです。

「あなたの頑張り次第で高給も可能です」という仕事は、厳しいノルマのあるブラック企業にありがちです。

「周りにも初心者がいっぱいで安心です」という仕事は、離職率が高く社員が定着しない会社である可能性が高いです。

しかしそうは言っても、お金を稼ぐために背に腹は代えられない。

好きだった音楽の道をあきらめてまで飛び込む世界で、嫌だなんて言ってはいられない。

後悔したくない気持ちと、実際の仕事のストレスとの間で、がんじがらめになってしまっては、新しい道を選んだ意味がなくなってしまいます。

まずは一度、自分がこれから進むべき道について、新しい仕事についてよく考え、少しでも待遇の良い就職を目指すための活動をしてみましょう。

新しい仕事に就くための支援策を活用しよう

各都道府県には、仕事を求める人のために無料で受講できる様々なトレーニング、職業訓練が用意されています。

ハローワークが行っている、公共職業訓練は、再就職のために必要となる知識や技能を習得できるプログラム。

例としては、金属加工や電気設備技術などの習得、木工や造園などの技術習得、介護サービス、パソコンやインターネット関連の情報技術など、多様な訓練コースがあります。

職業訓練を受講する際、受講給付金として月額10万円程度が国からもらえることもあります。

【厚生労働省・公共職業訓練の概要】

※詳しい説明は、最寄りのハローワークで聞くことができます。

バンドマンを辞めても、音楽の近くで仕事を探すなら

プレイヤーとしての道はあきらめるけれど、今まで一番情熱を注いできた音楽業界の中で、少しでも音楽に関わる仕事をしたい。

そう考える方もいるでしょう。

音楽関連の仕事は多岐にわたりありますが、30代40代から初心者として就ける仕事となるとどうしても限られてきます。

プロモーター

イベントやコンサートの企画・制作、チケットの販売、ライブやミュージシャンの広報などを行う仕事です。

各地域ごとに有力なプロモーター・イベンター会社が数社あり、少数ながら求人もあります。

最初はアシスタント的な仕事(いわゆる雑用係)から始めることになりますが、経験を積むことでステップアップも可能です。

音楽スクール講師

各楽器パート毎の音楽スクール講師です。大手楽器店やスタジオ、カルチャーセンターなどが経営していることが多いです。

また、音楽の専門学校の講師というケースもあります。名もないアマチュアプレイヤーでは採用は厳しいですが、音大卒などの経歴や、飛び抜けたスキルを持っていれば可能性はあります。

楽器製造者・クラフトマン

楽器をデザイン・製作したり、リペアを行う仕事です。

いわゆる一般メーカーに就職するのと同様ですが、楽器専門となると非常に特化した技能が必要とされるので、長く勤務することになります。

またこの分野ではまだ人の手による仕事が重宝されており、機械化が進むジャンルと並行して、手仕事での作業を行うことも少なくありません。

アルバイトの延長線上で仕事を探すなら

今までバンド活動と掛け持ちでやってきたアルバイトの延長線での就職、正社員登用というパターンもあると思います。

ある程度仕事を知っているというアドバンテージもあるので、比較的スムーズに新しい生活へと移行できる場合も多いです。

その際に気をつけなければならないのは、アルバイトと正社員では働き方が変わってくるということ。

給与体系も時給から固定給となり、ボーナスももらえるようにはなりますが、その分格段に責任は大きくなります。

自分の仕事の裁量も増え、それに合わせて労働時間も多くなる可能性があります。

給与に見あったものであれば納得できるのでしょうが、なし崩し的にどんどん仕事量だけが増えるようであれば、一考しなければなりません。

とはいえ、実際に社員として働きはじめてみないとわからないところも多々あるのも事実。

勝手知ったる間柄だからと、会社との関係に無理に固執することなく、自分らしい生活が実現できるかどうかを見極めていきましょう。

営業職でチャレンジしたいなら転職エージェントを活用

営業はどんな仕事にも必要な仕事で、初心者に対しても比較的門戸を開いている職種です。

ノルマ達成などのハードルが高い場合もありますが、しっかりとした人材教育を行う企業で経験を積んでいくことができれば、未経験でも充分にやっていけます。

また営業の経験は、万が一次の会社に移ったとしても、そこで活かすことができます。

バンドマン時代に行った様々なプロモーションのアイデアややり方が、生かせる場合もあるかもしれません。セールスにつながる企画が出せれば、営業企画としても通用するでしょう。

営業職を志すのであれば、その分野に強い転職エージェントを活用してみましょう。

転職・就職の際に有利になるテクニックなども、担当のエージェントから指導してもらえるので、そのメリットを生かして一つ上の仕事に就くことも可能です。

転職のやり方がわからない時も転職エージェントは頼りになる

学生時代からずっと音楽に一途だった人にとっては、初めての就職活動(転職活動)であることも多いでしょう。

履歴書の書き方や応募先企業への電話のかけ方、面接での作法など、何から何までわからないという方も少なくないはず。

今ではインターネットである程度の情報は手に入りますが、画面を見て文字を読んだだけで上手にできるかといえば、なかなか厳しいものがあります。

そんな時は迷わず、転職のプロである「転職エージェント」を活用してみることです。

転職エージェントというと、なんだか敷居が高そうなイメージがありますが、フリーター(バンドマン時代のアルバイト経験)から正社員になりたい時などにも利用できるので安心です。

また、登録から相談、面接の手配など至れりつくせりのサービスを受けても、一切お金はいりません。無料で利用できるのです。

これは、転職エージェントが企業からお金をもらって人材を探しているため、利用者(この場合バンドマンだったあなた)には一切お金の負担は必要ないということ。

とにかく経験がない場合は、履歴書ひとつ作るのも大変で、その時点でもう嫌になって放り出してしまう…なんていうこともあるでしょう。

頼りになる転職のプロの手を借りて、効率の良い転職活動をはじめてみましょう。

転職エージェントについては、こちらの記事を参考にしてください。
参考:転職が初めての人こそ上手に活用したい。転職エージェントは採用までの頼れるパートナー

ずっと夢みた道をあきらめるのは、本当に大きな決断になります。

しかし、音楽自体をあきらめるわけでも、まして音楽を嫌いになるわけでもありません。

この先の人生に、良い音楽を響かせるためにも、ここが頑張りどころです。

自分自身の決断に悔いが残らないよう、新たな仕事へのチャレンジを成功させましょう。

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