フルコミッション営業は覚悟が必要。完全歩合制のてっぺんと底を知っておくこと

フルコミッション、つまり完全歩合制の営業の仕事を目指す場合は、それなりの覚悟が必要です。

覚悟と言ってしまうと少し大げさに思う人もいるかもしれません。ただ、フルコミのシステムを理解している人なら、その理由はわかると思います。

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フルコミッションに挑むということ

簡単に言うと、フルコミッションの仕事は、「できる人はものすごく稼げる」けど、「できない人は報酬がゼロにもなりうる」というもの。

フルコミ営業を希望する人は、前向きに営業としてもっと上に行きたい人もいれば、やむにやまれず切羽詰まって「これに賭けるしかない」という人もいます。

完全歩合制なので、ほどほどに稼ぐという中途半端な考えはないはずです。

今、大きく稼がなければ、暮らしが立ち行かなくなるという人もいるでしょう。

子供や家族にもっといい暮らしをさせてやりたい。来年のボーナス払いが払えるかどうか不安だ。多重ローンでもう首が回らない…

様々な理由を抱えながら断固たる決意、背水の陣でフルコミ営業に挑むということは、生き方そのものを変えることでもあります。

出先の喫茶店で居眠りしたり、スマホゲームで時間をつぶすような事はなくなります。

契約を取れば取るほど稼げる。売り上げがなければ給料もなし。

その代わり、しっかりと成績が出せれば、人生そのものが変わるくらい稼げるのも確かなのです。

まずは自分史上最高額の給料を目指す。一桁上の収入に挑む。

一つ契約を取れたら、その成功体験をもとにして次の成約を目指す。失敗したことは二度と繰り返さないように骨身に刻む。

フルコミで成功し、それを継続するには、自分なりのPDCAを全力で回しながら走り続けることしかありません。

ただ、それをやり遂げた人が成功者として幸せな暮らしを手に入れているのです。

フルコミッション=完全歩合制の仕組み

「フルコミッション」と「完全歩合制」は同じ意味です。どちらも、働く人がどれだけ成果を出したかによって賃金(給与)が変動するシステムになります。

毎月決まった金額が振り込まれる安定したサラリーマンではないため、家庭を持っている既婚者や子供がいる世帯では、なかなか完全歩合制という仕事に飛び込むのをためらう人もいます。

しかしフルコミッションという言葉の通り、大きく売上を伸ばした時の報酬額も天井知らずとなるので、その魅力に引き寄せられる人も大勢いるのです。

よく似たケースに「インセンティブ」制度があります。インセンティブは基本給ありきの考え方であり、フルコミッションの場合は基本給は支給されません。

注意すべきポイント

完全歩合制の場合は、会社と雇用契約を結ぶのではなく、個人事業主として契約するケースが多くなります。要するに、その会社の社員になるのではなく、取引先として契約・登録するということ。

労働基準法に、働いた時間分の最低賃金は支払わなければならないという項目があり、それを回避するための処置と言えます。フルコミッションの仕事に、働いた時間分は賃金をもらう、という考え方はありません。

そのため、正社員としての採用を目指すなら、完全歩合制ではなく「歩合制」、基本給が支給される会社を選ぶことになります。

フルコミッション営業のメリットとデメリット

フルコミ営業の仕事にはどんなメリット・デメリットがあるのか。整理してみますので、客観的に見比べてみてください。

メリット

最大のメリットは何と言っても報酬の大きさです。完全歩合制は稼げば稼ぐほど自分が得られる金額が上昇していきます。

不動産の土地取引など、数千万から数億という契約を取った時など、その仲介手数料も莫大なものになります。不動産営業の場合、歩合はこの手数料で計算されることが多いですが、それでも一度の契約で数百万円から1000万円単位の報酬を獲得できることも。

サラリーマンの年収分ほどの額を、一度の契約で得られることのできる醍醐味は、まさにフルコミッションならでは。

そして、自分の裁量次第で1日の時間を自由に使えるということは、意外と大きなメリットだと言えます。

定期的な打ち合わせや報告以外の時間は、働く人の勤務スタイルに一任されているのがフルコミ営業の大きな特徴の一つ。要領よく成果を出せれば、家事や趣味の時間に回せる時間も多くなり、より一層生活を充実させることができます。

デメリット

報酬面でのデメリットも当然あります。どれだけ頑張ってもその過程は何の評価対象にもなりません。必要なのは「成果」「実績」のみ。売上が出せない時は、報酬がゼロの時もあります。交通費やガソリン代などの消耗品費などが自分持ちの場合は、成績がわるければ赤字になることもあるのです。

労働時間に関しては、こちらも成果次第で天国にも地獄にもなり得ます。うまく売上が出せた時は何ら問題はありませんが、困るのは成果が今一つな状況の時。大きな契約であればあるほど準備や根回しの時間を割くこととなり、休日や睡眠時間、家族との時間を削ることも厭わない心構えが必要です。

フルコミッション営業に向いている人は?

完全な実力主義とも言えるフルコミッション営業。もちろん、どの商材を選ぶかという営業センスや、時には運も関係してくることもありますが、基本は「どれだけ成果を上げられるか」という営業的な腕力にかかってきます。

儲かったからといってすぐに怠けたり、油断して自堕落になってしまいがちな人も不向きです。安定のない仕事であることを心底理解した上で、自分を律することのできる人でなければ、長くフルコミの仕事を続けることはできません。

自分の営業力に自信がある人、これまでに歩合制で多くの実績を上げた経験のある人、そして野心や向上心を絶やさない人にとっては、本当に魅力的な仕事スタイルになります。

一方で、家族や生活のために安定を望む人、堅実にコツコツ物事をすすめていく性格の人には、あまり向いていないかもしれません。生き馬の目を抜くような厳しい生存競争に耐えられるだけの精神力と環境がある人の方が、フルコミの仕事で成功する確率は高いでしょう。

完全歩合制か、それ以外か。決断したら次へ進もう

フルコミ営業、完全歩合制の世界は、契約を取れば勝ち組、取れなければ負け組というハッキリしたものです。

誰でも挑戦できる仕事である一方で、成果が出せない場合はどんどん辞めていく・辞めざるをえない世界でもあります。

「完全歩合制の魅力はよくわかったけれど、「100 or 0」の覚悟を決めるのはやはり不安だ…」

「厳しいのは承知の上でチャレンジしてみたけど、やっぱりキツすぎてうまくいかなかった…」

そういった場合は、完全歩合制ではなく、「歩合制」を選ぶという選択肢もあります。

先述した通り、「完全歩合制」は基本給はなく業務委託契約となりますが、「歩合制」であれば基本給+歩合という形になります。歩合制の場合は、やはりフルコミッション=完全歩合制よりも歩合は少なくなります。

歩合制が多い仕事

歩合制が多い仕事の例を列挙します。

不動産関連

不動産業界の営業で歩合制を取り入れているケースは多々あります。新築マンションや土地活用の仲介営業が多く、コンサルティング職などもあります。

契約形態は一定額の賃金を保証する雇用契約もあれば、業務委託・請負という形での契約もあります。業務提携・請負だと最低保証賃金は当然ありません。

そのかわり、契約成立の際は大きな報酬を得る場合が多いです。

仲介営業の一例を挙げると、

・最低賃金(固定給)がある場合:仲介手数料の10%から15%程度が歩合給としてプラスされる。

・業務委託・請負で完全歩合の場合:仲介手数料の30%から50%程度が歩合給としてプラスされる。

ガソリン代や広告費などもすべて契約者が負担するようなケースでは、歩合が70%程度から90%超えもあるなど、大きく跳ね上がります。

ケースバイケースとなりますが、不動産のような扱い金額が大きな場合は、当然フルコミ(完全歩合制)だと契約成立の際に得られる金額も桁がちがいます。

業務の役割が分かれている場合もあり、「不動産物件の紹介案内まで」「案内から申込まで」「案内・申込・手続き・契約完了まで」といったいくつかのパターンを取り入れている会社もあります。当然、携わる役割・工程が多いほど金額の割合も高くなります。

参考:不動産の営業のコツ。きつい仕事だからこそ成功した時は世界が変わる

保険関連

2014年の改正保険業法の成立で、保険営業にも規制が設けられることになりました。

いわゆるフリーランスの保険営業マンは、保険代理店からの完全歩合制での再委託ができなくなりました。

保険会社と保険代理店は、それぞれメリット・デメリットが異なります。

保険会社の社員はその会社のスケールメリットやネームバリューをそのまま使えますが、当然その会社の保険商品しか扱うことができません。

一方で、保険代理店の社員は複数の会社の保険商品を販売できることになります。ただ、扱う商品の分だけ契約ノルマが増えるので注意が必要です。

一般的に、優秀な人ほどフルコミッション契約を選びたがると言います。1人で多くの契約を継続的に取れる人は、より多くのチャンス(とコミッション)を得るために独立する傾向があります。

フルコミ営業として成功するために、まずは大手保険会社に入社してノウハウを学び、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得して、将来的には代理店として独立…というルートを実践している人も多いです。

ノルマを達成できない人には厳しい業界であり、辞めていく人も少なくありません。勝ち組・負け組がハッキリしていると言えるでしょう。

通信関連

通信関連の業界では、現在はインターネットの光回線などの営業が多いです。

今やインターネット通信網はインフラとしてどんどん整備されており、回線の種類やサービスの仕組みもどんどん進化しています。

営業職として契約すると、まずは回線に関する研修を受け、そのサービス内容や仕組みについて学ぶことになります。そして営業提案のロールプレイなど、先輩社員に同行して実際の接客や営業スタイルを身につけていきます。

完全歩合の報酬は、ある程度の契約数(1ヶ月で30契約など)をクリアすると金額が跳ね上がるケースが多いです。

完全に個人で営業していく場合もあれば、少人数のチームを組んでエリアを回るなどのチームプレイもあります。

通信関連ではエリアごとのケーブルテレビ(ケーブル回線)の営業もあります。エリアを絞った営業となり、地元意識が強いお客様も多いため、1戸が加入すると近隣も雪崩を打ったように契約する、というパターンもよくみられます。

エネルギー関連

2017年4月にガスの自由化がはじまり、各家庭で自由にガス会社を選べるようになりました。

そのため都市部では、都市ガスから変更する家庭をターゲットにしたガス料金・サービスの提案営業が増えてきています。

基本的にはメリット訴求を前面に打ち出すスタイルで、初期費用0円であること、現在よりもガス料金が安くなること、工事の手間がないことなどをアピールします。

現在は競合がそれほど多くないため、比較的高確率で契約が取れる状況のようです(2017年12月現在)。ただ、今後は競合も増えてくることが予想されるので、先行者利益を得たいならば早めにはじめる方がいいでしょう。

業務委託契約、フルコミッション報酬というケースも多いため、適切なセールスを行っていけば多くの契約が望めます。

また、太陽光発電やオール電化など電力関連の営業もあります。電力自由化はガス自由化より1年早くはじまっており(2016年4月から)、電力の小売りや家庭での発電など、選択肢が大きく増えました。

現状では扱っているメーカー、電力会社が多岐にわたっており、身に付けるべき知識やサービス内容も多いですが、それだけ契約の幅も広いということ。「電力自由化」の浸透度も高いため、多くの契約が見込める分野になっています。

こちらもほとんどの会社で研修期間があるため、未経験者でも安心してチャレンジできます。

その他

上記以外でも歩合制を取り入れている業界はたくさんあります。

・美容関連(化粧品営業、美容師、サロン面貸しなど)
・リフォーム関連
・IT関連(プログラミング、ITコンサルティング、Web運用など)
・広告関連
・各種営業代行

歩合制という働き方は会社選びが非常に重要

歩合制を採用している企業の中には、悪質なブラック体質のところも残念ながら存在します。そういう企業は、ひっきりなしに営業を募集しています。募集する数と同じ分だけ、人が辞めていくからです。

今の時代、仕事が見つからなくて、多少ブラックでも背に腹は変えられない…という思いで転職を決意する人もいるでしょう。

ただ、そうやってせっかく入社した会社でも、結果が出せなければゼロどころかマイナスの負担を背負ってしまうこともあります。

入社しやすいからと安易に会社選びをせず、しっかりとした実績や企業体質・企業文化を持ったところを選び抜くことが、成功への第一歩となるのです。

転職エージェントを活用して情報収集を図ろう

気持ちを固めて、歩合制の営業になりたいと思ったら、まず取り組むべきは情報収集です。

それも、ネット上にあふれているような誰でも知っているものではなく、ピンポイントで狙った会社の生きた情報を得ることが重要となります。

それができるのは、転職のプロである転職エージェントになります。転職エージェントは、独自のネットワークで、非公開の求人情報やその企業の内情・採用状況などを常に把握しており、最新の情報を網羅しています。

個人がそういった情報を得るには、まずはエージェントに登録すること。そして専任スタッフと一緒に志望する企業の情報・状況を検討しながら対策を取っていくことこそが、転職を成功させる足がかりとなるのです。

おすすめの転職エージェントは、営業の求人案件が非常に多いdoda(デューダ)です。



dodaといえば取り扱い求人数・転職支援実績ともに日本最大級の転職エージェント。

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dodaを利用することで以下のメリットがあります。

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その上であなた自身のキャリア(経歴)やスキル(技術)を総合的に判断し、現在の転職市場での強み・弱みを整理できます。

自分一人ではなかなか客観視できない自分自身の能力を、プロの目でしっかりとチェックすることで、転職成功の確率をアップすることが可能になります。

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転職エージェントについて、こちらの記事も参考にしてください。

参考:転職が初めての人こそ上手に活用したい。転職エージェントは採用までの頼れるパートナー

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