元社員の再雇用制度について。ジョブリターンを知っておきたい

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リストラなどではなく、出産・育児、介護、転勤といった理由で会社を辞めざるを得なかった人が、元いた会社に請われて再就職できる(再雇用してもらう)制度が広がりをみせています。

ジョブリターンとも言われる再雇用制度は、元社員の方々に備わっているスキルや経験を再び生かせるという点で、本人にも企業にも双方に利点があり、確実な即戦力になりうるために今まさに注目を集めている制度なのです。

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ジョブリターン制度のメリット

元社員の再雇用制度=ジョブリターンは、働く側にとっても企業側にとっても利点をいくつも挙げることができます。

働く側のメリット

・再就職の際、1からやり直すことなく挑めるため労力が少なくてすむ

・退職までに積み上げた経験や知識、人間関係のネットワークが生かせる

・企業文化や社内の雰囲気などを理解していて、職場に溶け込みやすい

企業側のメリット

・元社員のスキルや実績などを把握できていて、最初から適材適所を任せられる

・採用コストや教育コストを抑えることができる

・どんな会社かを理解していて、且つ再就職を望むという、会社への愛着がある人を採用できる

再雇用で得られるメリットは他にもある

ジョブリターン制度のメリットは他にもありますが、そのうちの一つは、退職時の待遇が引き継がれることが多いこと。仕事の内容も在職中に経験した部署・内容であったり、退職時に正社員であれば再び正社員として迎え入れられる、といった点などです。

一般的な再就職となると、不安や心配事、トラブルなどが多いものですが、ジョブリターン制度を経ていれば勝手知ったるかつての同僚や上司の方々とのコミュニケーションも図ることができるため、そうした心配事を抱えることも非常に少なくなることでしょう。

特に女性の場合は、結婚から出産、育児など、ライフスタイル自体を大きく変えることとなる人生のイベントに、仕事・会社が関係することも大いにあります。そんな時に、こうした再雇用のシステムが整備されていれば、後々の再就職を想定できることで、人生の展望もとても晴れやかになってくるはず。多様な働き方が推奨されるこれからの時代に、まさにうってつけの制度であると言えます。

ジョブリターン制度は現代にふさわしい仕組み

ジョブリターン制度は、その原型となるものは昔からありました。女性の育児休暇自体がまだ珍しかった1970年代には、女性従業員を活かすための対策としてごく一部の企業で採用されていたようです。

その後、育児休暇制度が全国的にも大きな広がりを見せてきたことで、再雇用制度自体も(育児休暇制度と内容が似通った部分もあることなどから)必要なくなるのでは、という声もあったとのこと。ただ、育児休暇を取った女性がそのまま期間を過ぎても職場復帰を果たせなかったケースなど、心ならずも退職を選ばざるを得なかった人たちのための救済策として再び日の目をみることとなったのです。

実際、育児や介護などの理由で一旦退職した元社員を再雇用で呼び戻したという事業所の割合は、2011年度には50%を超えています(厚生労働省の雇用均等基本調査による)。売り手市場となり、様々な現場で人手不足が叫ばれている現在で、且つ人件費の問題などで効率的な採用を図りたい企業にとっては、経験のある元社員は確実に計算できる人材となります。企業風土や仕事のスタイルなども熟知している人に戻ってほしいと考える企業も増えてきているということなのです。

ジョブリターン制度は全員に適用されるわけではない

企業が再雇用したいのは、当然のことながら、即戦力として計算できる人材。再雇用することで売上に貢献してもらうばかりではなく、企業や商品の価値をアップさせることができる人(そういうアイデアを提示できる人)、または社内を活性化させたり、良い職場環境をつくることに尽力できる人、などです。一度離れてももう一度請われる人材というのは、非常に貴重な存在なのです。

このように、すべての元社員がジョブリターン制度の恩恵にあずかれるというわけではありません。そして注意したいのは、ジョブリターン制度がある企業であっても、必ずしも元従業員を必ず雇用するとは限らない点です。正規・非正規の扱いや再雇用後の条件なども、企業ごと・対象となる人ごとに微妙に異なることもありえます。

多様な働き方が唱えられる時代だからこそ、企業側も一人ひとりに対応した形の雇用制度を採用することで、貴重な人材を確保したいと考えているのです。

ジョブリターン制度のある会社は信頼度が高い

自分が今いる会社に、ジョブリターン制度があるかどうかを把握しておきたいところです。女性であればなおのこと、将来の人生設計にも大きく関わる問題となってくるからです。

そして、残念ながらそういった社員を重用するための制度・体制が充分に整備されていない会社に勤務している場合は、もしも次へのステップを考えているのであれば、そういった長期的な観点で検討してみるのも一つの方法です。

今回ご紹介したジョブリターン、元社員の再雇用制度のように、従業員のことを親身に考える企業が増えてきており、そのための様々な施策を用意している魅力的な企業も見受けられます。

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