40代・50代になってはじめて転職活動をする人は、現代の転職のやり方を理解していない人が少なくありません。
転職経験のない中高年世代は、自分たちが若い頃に経験した就活スタイルを踏襲してしまいがち。
今の時代にふさわしいやり方をしないと、望む結果にたどり着けず、マイナス評価にもつながってしまい、転職成功が遠のいてしまうのです。
Contents
転職初心者は、今の時代の転職スタイルを押さえておくこと
40代・50代と若い世代では、転職活動の様々な点で考え方やスタイルが異なる点がいくつかあります。
特に中高年世代は、自分が知っている範囲のことだけが世間の常識である、と捉えてしまうことも。
履歴書や職務経歴書
わかりやすい例は、「履歴書」「職務経歴書」などの提出書類。
かつて中高年層が新卒だった時代は、まだ履歴書は手書きが当たり前でした。
一文字ずつ丁寧に手書きで記入して、一文字でも間違えたら新しい書類に書き直す…というのがその頃の「常識」でした。
現在は、手書き・パソコン作成が混在していて、それこそ企業や年代によってどちらが良いかが分かれています。
中には、手書きは非効率的で前時代的といった批判もあるくらいです。
外資系企業やIT企業では、手書きの書類を提出すると、PCなどを使いこなせていないと判断されてしまうこともあるので、注意が必要です。
面接時のスタイル
面接に臨む際の「外見」でも気をつけるべき点があります。
40代・50代は面接時にいつも着ているスーツで行くかもしれません。
普段あまり服装や流行などには無頓着で、ヘタってヨレヨレのスーツで仕事をしている人も多いでしょう。
物持ちがいい人は、10年くらい前のスーツでも充分着こなしているはず。
ただ、スーツの型には流行があり、「定番」と言われているスタイルでも古臭い印象を与えてしまうことも。
スリムでタイトなシルエットが主流の今、ひと昔ふた昔前の、だぼっとしたゆるいシルエットのスーツを着ていたりすると、どうしても見た目で損をしてしまうのです。
アパレル系や、若いスタッフが多い企業への転職を志しているのであれば、見た目にも気を使うことは重要です。
流行の先端である必要はありませんが、周りの皆の着こなしをチェックしたり、時にはスーツ一式を新調するのも、思わぬマイナス要素を食らわないための措置だと言えます。
転職情報はネット中心に見つける時代
転職先の企業を探す方法も、ひと昔前とは随分と事情が変わってきています。
かつて主流だった転職・就職のフリーペーパーや情報誌は、今や激減しています。
現代はインターネットでの展開がメインとなり、企業の採用情報は転職サイトや転職エージェントに掲載。自社のWebサイトで告知するところも増えています。
自宅やスマホで気軽に情報を得られる時代になった一方で、手に入れられる情報が多すぎて逆に絞り込むことが難しいという問題も出てきました。
転職はタイムリーな情報をいかに的確に・迅速に獲得できるかが、一つのクリアすべきハードルとなってきているのです。
参考:求人がないと嘆く前に転職エージェントの活用を。求人は「ない」のではなく「探せていない」のかも
今という「時代」と、自分という「年代」の両方を意識すること
ここまで、
ということを述べてきました。
中高年世代の転職初心者の方は、ぜひ気をつけていただきたい注意点になります。
さらに加えて、転職の経験がある方でも、意外なところに落とし穴は潜んでいます。
20代、30代と転職経験があり、今40代となって新たな転職先を探しているという場合、今までのやり方では通用しなくなるのです。
この場合の「やり方」とは、書類の書き方や外見といった話ではありません。
自分の年代(年齢)にふさわしい転職理由が新たに必要となってくる、すなわち「転職の本質」ともいうべき部分の話になります。
20代で「もっとやりたいことがある」「そのために努力している」といった、いわゆるポテンシャルで成功した経験は、40代では効果がありません。同じ理由を持ち出すことは、むしろ逆効果になります。
40代・50代にはその年代なりのキャリアやスキル、マネジメント分野での実力などが必要となってくるのです。
自らを客観視して、自分にはどのくらいの市場価値があるのかを把握できていますか?
今の会社から飛び出すと仮定した時、あなたの相対評価はどの程度か理解できますか?
わからなかったり、少しでも不安要素があるのなら、迷わず転職のプロを頼ってみることをおすすめします。
転職エージェントで今の時代にふさわしい転職活動を行う
現代の転職市場で、あなたという人材を「適材」と認めてくれる企業はどこなのか。
自分の希望する分野や会社は、果たして自分を受け入れてくれる余地はあるのか。
実際はその会社に応募して、面接を経なければわからないものです。
しかしある程度、事前にそういった採用状況を知ることも可能です。
それは「転職エージェント」を活用することで可能になるのです。
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