男性が未経験で事務職に転職。男性採用の狭き門を突破する方法

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男性社員の仕事といえば、営業または技術職。女性は事務。といったイメージはもはや過去のものになっています。

ただ、男女雇用機会均等法が施行されて以降も、仕事に関する男女の「差」は、様々な形で残っているのも事実。

性別に関わらず仕事を選べる時代に、より堅実で安定した選択肢として、男性が事務職を志望するケースも多いです。

今回は、男性の視点から、未経験で事務職(間接部門)へ転職するための方法について紹介します。

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男性事務職は狭き門。受からない人も多い

事務職といってもその仕事の幅は非常に広く、総合職か一般職かという点でも大きく変わってきます。

総合職の事務職は、将来的には会社の経営や財務にも携わる仕事になります。

経営企画、経営戦略などの基本戦略を担う部署。そして経理、総務、財務といった部署でも部課長など管理職採用、あるいは管理職候補生としての採用であることが多いのです。

この場合は、まったくの未経験(業界・職種ともに)では採用への道は非常に厳しいものがあります。

一方で、一般事務職としての採用である場合。このケースでは、仕事の内容は主に受付・事務作業・庶務といった補助的なものになります。管理職ではなく、平社員での採用がメインです。

一般事務職であればそれほど高いスキルは必要ないし、採用もされやすいのでは…と思いがちですが、そうでもありません。

経験を重ねれば誰でもそれなりにこなせる仕事なので、応募者が多くなり競争率は高いのです。

経理事務を目指すという道があります

男性が一般事務職へ未経験で挑むなら、経理部門を目指すことが転職成功への近道になります。

現在経理の仕事に携わっている人でも、前職は営業だったり、事務ではない仕事をしていた人は大勢います。

営業だった人は、これまでに経験してきた伝票処理や支払いトラブルの対応など、経理となってからも生かせることが多々あります。

顧客からの問い合わせに対応する際にも、営業時代の折衝スキルがあれば冷静に対応することだって可能です。

お金の流れがどうなっているか、といった本質的な部分を知っていることが、経理事務の仕事において様々な場面で生きてくるのです。

経理というと簿記の資格が必要では?などと思ってしまいますが、必ずしも転職時に取得していなければならない、ということはありません。

毎日の業務で知識や技術を覚えながら、入社後に資格取得をしてスキル充実を図る人も多いです。

もちろん、転職時に簿記資格を持っていれば大きな武器になります。チャンスや意欲がある人は、積極的に取得を目指すといいでしょう。

男性事務職への転職はタイミングも重要

一般事務職の代表的なものは、他にもいくつかあります。

営業事務は、営業社員をアシストする仕事。顧客に出向いたり多忙を極める営業社員の総合的なサポート業務で、資料作成や営業ツールの企画制作、問い合わせなど電話対応などを行います。営業ノルマはありませんが、サポートしている営業社員や在籍する部署の成績が、給与や賞与に反映されることになります。

総務や労務は、縁の下の力持ち的な役割で会社全体を支える仕事です。担当する仕事の内容も多種多様で、中小企業だと人事部門の仕事も合わせて担当することも珍しくありません。ゴミの管理や掃除などの環境整備から、労務としての従業員の出退勤管理、採用に関わる業務全般にも携わることになります。

一般事務職は、現在でも女性が多い職種です。ですが、非常に雑多な仕事の内容を考えると、どうしても男性の手が必要な場合もあるため、少ないながら男性事務職は需要があるのです。

欠員募集であれ、新たな支店や新事業開拓に伴う募集であれ、そのタイミングを逃さないように、日頃から採用案件へのアンテナを張り巡らせておくことが重要です。

事務職希望はシェアードサービス会社も見据えておくといい

最近の流れでは、シェアードサービスを採り入れるグループ企業や、RPAを導入する企業が増えてきています。

シェアードサービスは、グループ企業各社の人事・経理・総務などの間接部門を一箇所に集約、またはアウトソーシングするもの。

RPA(Robotic Process Automation)は、AIや機械学習を活用したロボットに、人間の代わりとして作業してもらう取り組みです。

これらに共通するのは、ビジネスの徹底した効率化です。

これからの時代を生き抜くための策として、先進している企業やグループはこういった効率化をいち早く取り入れています。

効率化が進むということは、シンプルに考えて人員が削減されるということ。

現在間接部門で働いている人や、将来的に志望している人にとって、安穏としてはいられない状況が差し迫っていると言えるでしょう。

企業側(雇用側)の観点からみれば、特にシェアードサービスを推進しているケースでは、間接部門の職種により特化した人材を集めなければなりません。

手っ取り早いのは、新卒で1から育てるよりも、即戦力をキャリア採用する方が話は早いはずです。

その点からみると、未経験でシェアードサービス系の会社は狙いにくいと思ってしまいがちです。

ただ一方で、昨今の人材不足の流れもあり、どんな会社でも優秀な人材を集めるのは苦労しています。

そこで大事になってくるのが、「人間力」ともいうべき部分です。

人事や経理の専門職の経験はあるに越したことはありませんが、仮に未経験であっても、社会人として別の分野でしっかりしたキャリアを積んでいることをアピールできれば、狭き門を突破することも十分可能なのです。

シェアードサービス自体、専門特化した分野・職種はグループによって多種多様です。一般的なものは総務・人事・経理などが思い浮かびますが、保険代理店業務や建設業務、情報システム、人材派遣、さらには営業まで特化サービスとして取り揃えているシェアードサービス会社もあります。

今後、未経験で間接部門への転職を希望する人は、シェアードサービスに特化した会社を狙うという選択肢が、より輝いてくるのではないでしょうか。

効率良い情報収集は、転職エージェントを頼りたい

Webや情報誌で簡単に入手できる情報だけでなく、非公開の案件も積極的に取りにいくなら、転職エージェントに登録しておきましょう。

あらゆる方面から一般事務職に関する情報収集を行い、自分の経験やスキルにマッチした応募先を取捨選択していくことで、採用の可能性が大きく変わってきます。

そのためには個人の力で乗り切ろうとするよりも、転職のプロと一緒に戦略を練って挑む方がはるかに効果的。

信頼できるエージェントのパートナーとともに、今後の転職のやり方を構築していきましょう。

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