美容部員からの転職。「美」を仕事にすることに疲れた時は

お客様を美しく演出する仕事。華やかで明るく、きれいな女性が頑張っている仕事。

そんなイメージで括られることの多い美容部員の仕事ですが、実際に勤務している方々の多くは、根深く辛い悩みを抱えています。

光があれば影がある、というのは世間の常識ですが、働いてみなければ影の部分はわかりません。

華やかさばかりではない美容部員という仕事に疲れてしまったら、次にどんなステップを踏むのがベストなのか。

悩める美容部員の方に、今後の参考になる記事をお届けします。



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美容部員を辞めたい。美容部員の仕事の悩みとは

化粧品カウンターで化粧品を販売したり、メイクのアドバイス、肌の悩みの相談、美容の最新情報を紹介したり。

美容のプロフェッショナルである美容部員は、自分自身も常に美しくあるために、日夜気をゆるめることができない仕事です。

そして当然、美容部員ならではの悩みをいくつも抱えています。

収入が少ない

美容部員の収入に関しては、その立場によって大きく変わってきます。

・化粧品メーカーや販売会社の正社員
・契約社員
・派遣社員
・アルバイト

パッと見るだけでは違いはわかりませんが、同じ美容部員でも正社員からアルバイトまで、様々な就業形態の人がいます。

一般的に、美容部員の中でも販売員は正社員であることは少なく、多くは派遣や契約社員になります。正社員でなければ、10年ほどのキャリアがあったとしても年収200万円程度ということも珍しくありません。

派遣やアルバイトの場合は、勤務先での働きぶりが評価されると正社員登用への道が開くことも。そうなれば当然、収入もアップし、将来への安定度も増してきます。

勤務時間が不規則

店舗での勤務となると、終業時刻が遅く、休日も土日祝日には取れないことがほとんどです。

早番・遅番のシフトに分かれていることが多く、自分自身でのスケジュール管理はもちろん、体調をキープすることも求められます。

家庭がある女性や、これから結婚を考えている人にとっては、家族との時間にズレが出てしまうこともありえます。

家庭の事情を優先させてくれる職場ももちろんありますが、全ての勤務先が快くそれを受け入れてくれるわけではありません。

また、就業規則や勤務体制には現れないところ、見えない部分にも、かなりのストレスの原因となる要素が隠れています。

第一に、肌を美しく保っていなければならない仕事なのに、ストレスや寝不足がそれを邪魔してしまっては、本末転倒です。

立ち仕事の辛さ

サービス業なので、店舗では基本的にお客様相手の立ち仕事になります。そのため、年齢を重ねるごとに身体への負担は大きくなってきます。

キャリアを積み上げていけば管理職や店長など、従業員をマネジメントするポストに就くケースもあります。

その場合でも、店舗を離れて会社勤務となるか、店長としてお店を切り盛りするかで働き方は大きく異なります。

店舗で働き続けるかぎりは、体力的に厳しい仕事であることに変わりはありません。

ノルマがある

多くの美容部員はノルマを課されることになります。

ノルマは、個人へのものであったり所属する店舗全体のものであったりと、職場によって変わってきます。達成のための気苦労やプレッシャーのせいで早々にリタイヤする人も多いです。

お客様仕事なので、どうしても個人の頑張り以外の要素(景気や流行など)も影響してくるため、そこをクリアできないと毎日が辛いことの連続になってしまいます。

美容部員を辞めたいと思うのは自分に余裕がなくなる時

いつもキチンと女性らしく、時には凛とした態度で、時にはフレンドリーにやさしく、お客様と接する仕事。

どんなに自分の調子がわるくても、お客様の前ではしっかりと対応しなければならない。

「いつも自分を保ち続ける」ということが意外と大きなプレッシャーであったり、変に自分を追い込むことにもなってしまいがち。

まして、ブラックな勤務状況となっている時や、売り上げノルマで頭がいっぱいの時などは、「普通」にお客様とやりとりすることさえ難しくなってしまいます。

接客の仕事のつらさは、まさにそんな時。本当は一人一人のお客様を美しくしてあげたいのに、つい、やっつけ仕事になっている。

ノルマに追われて、明らかに合わない商品までセールスしてしまう…

どんどん、自分が自分でなくなってしまうような感覚。

好きだった美容の仕事なのになんで?と迷いはじめると、悪循環はもう止まりません。

だからといって、心を休めるための有給休暇も思うようには取れない。

本当はそんな状態になってしまう前に、悪いループから抜け出すために、なんとかしなければなりません。

ですが疲れている時ほど、正常な考えができなくなってしまうことも。

(わるいのは自分自身の努力が足りないせいだ…なんて考え出すのは危ない兆候です)

どうか、気持ちに余裕がなくなってしまう前に、今の仕事の環境を見つめ直す機会をつくってみてください。

バリキャリ組と家庭優先組との対立も

主に女性ばかりの職場となるため、どうしても女性のライフステージに関わる問題が発生しやすいのも特徴の一つです。

たとえば、「独身(離婚歴ありを含む)で仕事優先のバリバリ働く組」と、「家庭・子供があり定時で上がりたい組」との対立です。

両者は人生の優先順位が違うので、必然的にぶつかることが多くなります。

店舗の売上が達成できそうにない時に、家庭の事情や子供の体調のために早々に帰ってしまう人のことを、独身キャリア組はよく思っていなかったり。

一方の家庭優先組は、いい年で未だに独身の人には既婚者の悩みなんてわかるわけないと、勝手に壁を作ってしまったり、その自由さに嫉妬したり…

スタッフ間の問題はチームや店舗全体の士気にも関わること。あまりに問題がこじれてしまうと職場としての機能も果たせなくなってしまいます。

そういう管理を上手く行っていくのが、本来は店長・管理職の手腕なのですが、その役割の人が「キャリア組」か「家庭優先組」かで判断が分かれてしまうことも。

いずれにしても、皆がめざす方向がバラバラな職場では、なかなか日々の仕事に集中できないでしょう。

そういった問題があるにもかかわらず、いつまでも解決できる気配がなさそうな職場だったら、そこを離れるという決断を迷っている暇はありません。

自分自身の優先すべきこと、それが実現できる職場環境であることが、何よりも大切なのですから。

美容関連の仕事は続けたい?それとも…

女性に「美しさ」を演出してあげる仕事なので、お客様との信頼関係ができたり、売上が安定してくると、そのやりがいや充実ぶりは本当に満足できるものになります。

キャリアを重ねれば、販売員をまとめる店長や、教育担当のビューティアドバイザーなどへとキャリアアップする道も見えてきます。

「美」を売る仕事である以上、自分自身を常に磨いていなければなりません。肌やメイクが美しくなくては、化粧品を勧めることにも説得力は出てきません。

コスメトークが大好きだとか、同世代よりもハリツヤのある美肌が自慢だとか、新しいメイク手法や化粧品にも興味津々だとか。

そういった自分磨き、美の追求というものが根っから好きな人であったり、仕事として勉強するのが得意な人にとっては、まさに天職と言えます。

ただそうでない場合は、やはりどこかで無理が出てきたり、体も精神的にも疲れてしまうこともあります。

女性が9割以上を占めるといわれる環境で、デリケートな人間関係もクリアしていかなければなりません。

もしも今、仕事が辛い、厳しいと思っている方は、あくまで「今の職場」が辛いのか、「美容部員としての仕事そのもの」が辛いのかを判断する必要があります。

今の職場が辛いのなら、店長に相談したり人事に掛け合ってみるなど、より良い環境へと配置転換してもらうことも考えてみたい。

あるいは、美容部員という仕事自体に限界を感じているのであれば、もっと視野を広くして、別の仕事へと舵を切ることも考えてみるべきです。

美容部員のキャリアを生かせる仕事

美容部員としての経験や知識・技術を活かすことのできる他業種・別職種にはどういった仕事があるのでしょうか。
主だったものを列挙してみました。

営業

これまでのキャリアを生かすなら、たとえば化粧品メーカーの企画営業は適しているでしょう。

自分が所属していた系列はもちろん、ライバルメーカー系列に転職したとしても、より広い知識が重宝がられるはずです。

(ただその際は、辞職する際に「他社に社外秘事項を漏らさない」などの守秘義務に注意しなければなりません)

コスメトーク中心に会話力、コミュニケーション能力に長けている人は、営業としての基本スキルをすでに備えていると言えます。

接客業

店舗販売の経験がある人は、他の様々な接客業へシフトしても違和感なく働けることでしょう。

「美」を仕事にすることは、女性としての喜びや達成感もありますが、その反面で「美しくあらねばならない」と自分を縛ってしまうこともあります。

化粧品などではない商品販売なら、そういった縛りから一旦離れることもできます。

何を販売し、どんなお客様と接するかにもよりますが、これまで身につけた接客スキルはどんな場面でも生かせる技術です。

自信と希望を持って、今までとはちがう接客仕事に従事するのも成功につながりやすい道だと言えます。

エステティシャン

女性を美しくする、という共通点を生かせる仕事です。

美容部員としてのスキルは充分に活かしつつ、さらに体全体のビューティケアのための知識・技術を学んでいくことになります。

美容部員としての下地があるため、美容分野が未経験な人よりも効率良く出世できたり、独立・経営できる可能性も高くなるでしょう。

ネイリスト

ネイリストも、美容部員としてのこれまでのキャリアが生かせる仕事です。お客様も、美容部員の経験がある人の話は納得して聞いてくれることでしょう。

実際に肌と肌、手と手がふれあう仕事にも慣れているのがポイント。

言い換えると「ネイル」という部分に特化した美容部員である、と言えるかもしれません。

カラーコーディネイター

色彩のエキスパートとして、最近注目を集めている仕事です。美容部員として養ってきた「美の審美眼」がしっかり反映できる仕事でもあります。

美容関連にとどまらず、一般企業やデザイン会社での商品デザインや、ホテル・レストラン・小売店などのインテリアデザインやディスプレイに関わることもあります。

美容部員としてのスキルをベースに、より幅広い世界を体験したい人にぴったりかもしれません。

文部科学省認定の「色彩検定」などを取得しておくと、より信頼性が増します。

メイク関連スクール講師

美容部員の養成のためのスクール・専門学校の講師や、一般の方を対象とした美容スクールなどの講師として働くことができます。

プロとしての知識・技術を一つずつレクチャーしてあげることができるのは、美容部員ならではの強みです。

現場経験のない講師には決して真似できない、リアルな知識や技術、コミュニケーションのノウハウなど、そのキャリアを余すところなく発揮できます。

美容部員を目指す人たちの先輩として、業界の常識やメリット・デメリットなども伝えられることでしょう。

事務職

美容部員から事務職へ転職を目指す人も少なくありません。

この場合はキャリアチェンジ、異なる職種への転職となりますが、事務職の場合はより現実的な選択であると言えます。

よくあるケースとしては、総務・経理・人事系の一般事務職への転職となります。また秘書へと転身する方もあります。

美容部員としての経験を直接生かす場面は少ないかもしれませんが、人とのコミュニケーション能力や、特に女性に関心の高い美容の専門家としての知識を持っていることは、大きな武器にもなり得ます。

事務職は基本的に座っている時間が多くなるため、これまでとは大きく変わるワークスタイルへの慣れが必要となります。

転職の際は、あらかじめどういったタイプの事務仕事を目指すのかを入念にチェックしておくと良いでしょう。

美容部員からの転職は、「目的を明確にする」ことが大事です

美容部員から転職を目指すなら、自分はこれから何を一番大事にしていきたいのか、はっきりとさせておくことが前提となります。

収入をもっと増やしたい、仕事とプライベートのどちらも大切にできる働き方がいい、女性としてキャリアアップしていきたい、家庭中心に余裕をもって仕事を続けたい…など。

自分の希望をしっかり持つことで、どんな仕事に就くべきか、どういった会社が向いているのか、だんだんと絞り込みができるようになります。

とはいえ、膨大な転職情報から自分にぴったりな転職先・生きた情報を探し出すのはとても難しいのも事実です。

そんな時は、迷うことなく、転職のプロに相談してみることが重要です。

転職エージェントのスタッフ(キャリアアドバイザー)であれば、美容部員であったあなたの経歴やスキルをしっかりと把握した上で、最適な求人案件を、ちゃんと探し出してくれます。

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まずは、転職エージェントに登録して、ゆっくり・じっくりと「自分」のことを話してみることをおすすめします。

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転職エージェントについて、こちらの記事も参考にしてください。

参考:転職が初めての人こそ上手に活用したい。転職エージェントは採用までの頼れるパートナー

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