今の会社がブラック過ぎてどうしても辞めたいと思っている。
だけど、家族の理解が得られないから、今のままズルズルと続けてしまっている。
そのようなケースは意外と多いようです。
自分にとって大切な人たちの思いと、自分自身の気持ちがすれ違っている時、お互いどのようにわかり合うべきなのでしょうか。
家族のことを思いやればこそ、このように行動すべきという考え方をまとめています。
Contents
会社を辞めることに家族が反対する理由は何か
家族であればお互いの幸せを叶えるために、心や体の健康には人一倍気をつかいあうのが本来の姿のはず。
そこがズレているのであれば、まずはその理由を知ることが重要です。
要するに「なんで辞めたいのに止めるの?」という部分です。
あなたの収入に頼っている
親や妻(配偶者)が、あなたの今の収入に頼り切っている場合は、辞めたい、はいそうですか、と簡単には同意できないでしょう。
それぞれが働いて収入を得られる状態であれば、一時的にマイナスになる期間をフォローしあうこともできるかもしれません。
ただ、いろんな事情であなた自身が家計のほとんどを担っているのなら、マイナス分をカバーしきれないという恐怖に襲われるのも仕方ありません。
そんな時は、今の会社を辞めてもちゃんと収入を確保できる、少なくとも今の生活を変える必要はないと、皆を安心させることが一番です。
そのためには、いち早く次の転職先を決める必要があります。
それも今と同じかそれ以上の収入を確保できる転職先でなければなりません。
こんな時こそ活用すべきなのが、転職エージェントです。
転職のプロであるエージェントのスタッフは、あなたが一人で転職活動をするよりもはるかに多くの優れた情報を持っています。
あなた自身の転職市場での価値を見極め、望むレベルの収入での転職先を、効率的に探していけるのです。
「辞めたい」というあなたの意志と、「生活が心配」という家族の気持ちを、一刻でも早くすり合わせたいのであれば、転職エージェントに依頼することから始めるべきでしょう。
逃げ癖がつくのはよくないと思っている
特に昔気質の親御さんにありがちな傾向として、仕事が辛いから辞めたい、という転職理由を「甘い」とひとくくりにしてしまいがちです。
ちょっとばかり辛いからと言って簡単に辞めていては、この先何をやってもまともに続けられるはずがない、という理論です。
(おそらく、そう言う親御さんの顔が浮かぶ方も多いことでしょう)
ただ、現代の転職市場の活況や、全国的な人手不足の流れもあり、転職活動をしないままでいることは機会損失でもあります。
むしろ今なら、辞めたい環境にずっと留まっていることこそがリスクだとも言えます。
終身雇用が破綻している今の時代に、「石の上にも3年」というお題目などは通用しません。
「辛いから辞める」というのは、確かに「逃げ」とも言えますが、逃げることが一概にマイナスとは言えなくなっているのです。
何より、有限である時間をどのように使うかは、あなた自身に備わった立派な権利でもあります。
単に逃げるわけではない、次のチャンスをつかむための一つの方法であると示すためには、あなた自身が輝ける転職先を見つけることが重要です。
しっかりと自己を見つめなおし、本当にやりたいこと(自分が輝ける場所)を明確にして、それが叶えられる転職先に挑戦するように行動しましょう。
何よりも、「良い転職をした」という結果で知らしめることが、一番わかりやすく家族を納得させる方法でもあるのです。
そのためには、やはり転職エージェントの手腕を活用するのがとても効率的です。
エージェントでしか得られない情報も多くあります。それを知っているかどうかで、あなた自身の選択肢が大きく広がるのです。
自分の成功体験しか受け入れられない
「逃げ癖」を心配する親御さんと似ている部分もありますが、自分たちの頃の働き方と比べてあなたを批判するパターンもよく見受けられます。
かつての高度成長時代やバブル期であれば、多少会社に嫌気がさしていようとも、その見返りは大きかったことでしょう。
働けばそれなりに高くなる給料、年功序列で上がっていく役職、窓際族だろうがリストラの波も凪いでいた時代です。
仕事が嫌なのは当たり前、上司が気に入らないなら酒で憂さ晴らし、今となってはトンデモ理論のような常識がはびこっていたのです。
そんな時代しか知らない親御さんの世代は、今の厳しい社会事情に鈍いのは仕方がないとも言えます。
そういった親御さんたちに理解してもらうには、やはりしっかりと向き合って、今の状況を説いていく必要があるでしょう。
仕事で疲れている時に、こういう行動は非常にしんどいものです。
ただ、お互いの不理解を埋めていくためには必要なことであり、何より家族が同じ方向を目指すためには気持ちまで一緒にしなければ上手くいきません。
「今の俺、こんなに厳しい状況で働いてるんだよ…」
「このままじゃ先は見えない、だから次のステップが必要なんだよ」
丁寧に、わかりやすく、思いのたけごと話してあげることです。
その際も、あくまで次の転職先の目処など、前向きな内容も用意しておくことは前提です。
家族に反対されても次の転職先を見つければなんとかなる
親やパートナーは、あなたのことを心配しているつもりで、「辞めないで」と言っているのかもしれません。
ただ、上記で述べたように、あなたの事情をしっかりと把握していない状態では、上っすべりな心配に思えてしまうのでしょう。
「苦労してせっかく就職できた会社なのに、もったいない」
「仕事が辛いのは、どんな仕事でも同じだ」
「辞めたら、なかなか再就職も難しいかもしれないよ」
「無職になったらどうするの」
結局、あなたが今の会社を辞めることで、何かしらの負担がくるのが怖い…そう思っているように聞こえるかもしれません。
わかっていることは、家族の誰もが不安で仕方ないということ。
その不安を払拭するには、やはり少しでも早く次の転職先を見つけて、あなた自身が晴れやかに働くことなのです。
家族を思えばこそ、転職を成功させたい気持ちは強くなる
あなたが働くそもそもの理由は、まずは自分自身が幸せになるため、かもしれません。
それと同じくらい、自分の周りの大切な人たちにも幸せになってもらいたいはずです。
あなたが幸せに働ける環境にいることで、周りの家族も安心して暮らせるのであれば、それに越したことはありません。
誰も家族が心配する顔なんて見たくないはずです。
あなたが今の会社で我慢して我慢して、それが家族の笑顔を叶えているといっても、その中であなた自身も笑っていなければ、ダメなのです。
みんなで笑える、幸せになれる道はあるはずです。
少なくとも、辛い今の状況で立ち止まっているよりも、前を向いて視線を上げて、必死で探してみれば、何かしらの光さす道は見えてくる。
何も精神論でごまかすつもりはありません。
効果的な光とは何か、具体的にはどの方向に歩き出すべきか、考えてみることです。
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